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あまり飼育の長くない方から質問がありました。 2段台の下側に置いた60cm水槽の水換えが上手くできなくて困っている、とのこと。 プロホースを使って排水をしているが、うまくいかないそうです。 プロホースは細かく掃除をするにはいいのですが、排水には時間がかかります。 大手の量販店に行って水換えをみてみればわかりますが、「プロ」がつくわりに、プロホースを使わずに水換えをしているお店は多いです。特に大磯を底面フィルターに使用して、魚をざっくり飼っている水槽では普通の水道ホースに上部フィルター用ストレーナーや水作のプロクリーナー(昔の「水作フレンド」)を繋いで使っていることが多いです。プロホースは小型水槽の掃除・排水用、単純な排水作業はプロホースより太いホースで、と、使い分けるのが「プロ」の主流です。90cm以上の水槽をプロホースだけで水換えとか、ほとんど拷問ですから、ホースは使い分けしましょう。 2段台下段の水槽の水換えですが、私の場合は水道用ホースを80cmに切ったものに、水作プロクリーナーを接続して使っています。プロクリーナー付属のスターター用のポンプはプロホースで使用してるので、ポンプは使わずに、以下の方法で排水をスタートしています。 1.右手にプロクリーナー側を、左手にホースの排水側をもつ 2.バケツに左手を入れて、ホースの末端から20cm位の位置をしっかりと折る(または末端を親指でふさぐ) 3.プロクリーナーで水を掬い取り、ホースに水を満たす 4.プロクリーナーを水槽に沈める。この際、あまり空気が入らないようにする 5.左手の折っていたホースをもとに戻すと、サイフォンの原理で排水がはじまる この方法で2段台の下段の水を抜いています。 1分間でどのくらい水が抜けるのか測ってみたところ、9リットル抜けました。 60cm水槽3分の1の水換えだったら2分で排水が終わります。 この方法、水作フレンド2のパッケージに書いてあった方法で、以前は水作フレンドにはポンプが付属していなかったのでこの方法が推奨されていたのかと。長いホースでも適当な位置を折って水を満たせば排水できますので覚えておいて損はありません。 初心者の方に熱帯魚の飼い方を説明するのはなんとも面倒なことです。 私の場合。 「金魚セットにヒーターとサーモスタット繋げば飼えるよ!!」 「でも大きくなる種類とか、買って来てすぐ死ぬ種類もいるから気をつけてね!!」 これで終わりです。熱帯魚は他の趣味と違って、飽きたからやめるというわけにはいかないので、あまり興味をあおらず、ほんとに詳しく知りたい人以外はスルーです。 ですが、詳しく知りたい方がいる場合は、とりあえず、3つ、ポイントを絞って教えます。 説明その一。 「熱帯哺乳類」なんて言われたら「なに言ってんの?」と思うかもしれません(これは私の造語です)。ゾウとライオンとカバとキリンとナマケモノの飼い方が違うのは子供でもわかるかと思います。「熱帯魚」だって、実は「熱帯哺乳類」と同じくらい「はぁ?」と思ってしまうような分類だということは皆様承知の通りかと思います。グッピー、アロワナ、ミドリフグ、パイプフィッシュ、ガーパイク、アミア、レッドホースミノーからディスカスまで、「熱帯魚」は塩分の有無から大きさ、エサまで色々なのです。 店をいくつかまわって、飼いたいものやスタイルをみて、何をしたいのかはっきりさせるべきということを伝えます。水草の綺麗な店と、大型の量販店と、大型の魚を売っている店を見てもらうのがいいかと思います。 東京都民が相手なら、新宿にいって、アクアフォレストとパウパウアクアガーデンと、デパートの屋上ペット売り場を見てもらい、電車で市ヶ谷まで移動、後はかねだいとか、トロピランドとか、量販店系大型店を見てもらうのがいいのかな、と。それでいくらぐらいでどんな水槽が出来るのか大体わかっていただくのが第一かと。 説明その二 とてつもなく大きくなる魚が数百円で手に入るということを伝えた上で、必ず、飼育動物の名前を覚えることが必要なことを伝えましょう。名前がわからないと混泳の相談もできないですし、薬の使用可否もわかりませんので、飼っている動物の名前を覚えることが絶対に必要だということは力説しましょう。大きくなって捨てたり手放したりをする人が全然減らないのはこのあたりにも原因があるかもしれません。 「買う前に調べる」ことをしっかり伝えましょう。 説明その三 水草水槽なら多めの水換え、古い水が好みなら少なめの水換えというのはマニアにとっては当たり前ですが、初心者には「部分水換え」の概念がありません。餌やりと部分水換えの量で水槽をコントロールするという概念は、焼き鳥のタレの例えが一番わかり易いみたいです。 バクテリアの名前とかは教えても覚えてもらえませんので、水を綺麗にするバクテリアがいるので、それをタレを育てるように水を換えながら良くしていくのだ、ということを教えればいいのかと思います。 具体的にあれ買え、これ買え、は場合によって様々で何ともいえない場合がほとんど。 個人的には問答無用で60cm水槽セットを買わせるのがいいとは思いますが、もうそんな時代じゃないみたいですしね。昔の「まずは60cm」、これで買えないなら水槽を大きくしていったり、パワーフィルターと蛍光灯買い足しとか、ごちゃごちゃ理屈をこねるよりもいいのかもしれません。 |
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